おそらく高野山に一軒だけと思われる本屋さん(人によっては文房具屋さん、お土産屋さんにも見えるようです)は、かなり興奮の品揃えです。
わあ、鼻血出そう(≧∇≦)
なんつって。
そこに平積みになっている空海さん関連本たち。お、ひろさちや先生ではないか、とパラパラめくってみると、、、面白そう!結局900円近い定価を払って買ってしまいました。(多分Amazonで古本探せば1円+送料で手に入るんじゃないかと…)
初版はなんと30年以上も前、1984年。ひろさちやさんがまだ若き(そしてやや異端系の)研究者という感じで、文章が若々しいのが微笑ましく、とにかく楽しく読めました。歴史小説みたいなもんだと思って読んでくださいと仰っている通り、もの凄く主観的な空海像が展開されています。さすが異端系です。
でも空海の説いた密教というものが生き生きと浮かび上がり、初めて少しは空海さんを理解できたって気分になりました。
思わず膝を打つっていうんでしょうか、そういう独自解釈が沢山出てくるのですが、私が特に「うむっ」と唸ったのがココでした。汚い画像貼り付けですみません。
空海曰く、<<顕密は人にあり>>
最澄さんのような見方をしている限り、空海の世界を理解することは難しい…。いやこれ、本当に目から鱗がボロッと落ちました。
本当の意味でのハタヨーガ(今は「本当ってなに?」って訊かないでネ)の理解が難しいってのもこのあたりが関係するのではないかと。
空海入門―いま光彩を放つ"まず飛び込め"の方法 (ノン・ブック)
posted with amazlet at 16.08.19
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