yoga kutir 凪

ヨーガクティールなぎ

この世は美しい【図説ヨーガ・スートラ】

インドで習ってた先生は

「僕はヨーガスートラなんて読んだこともないね。生活に活かせてなけりゃ読む意味がない。」

と言ってた。

 

が、まるごと人生に当てはめて活かせなくてもいいんじゃないの、と思う。

 

そんなわけで、伊藤先生の新作が手に入りましたので読んでます。毎度のことながら伊藤センセのヨーガ愛と人類愛を感じる一品です。 

 

物凄くじっくり時間かけて読んでます。どれくらいの研究時間をかけて書かれたのか分かりませんが、なんかさらりと読み流すのは失礼な気がするほどです。

 

サンスクリットの単語毎の解釈も細かくて、男性名詞と女性名詞の使い分けによるニュアンスなんかまで捉えにいってたりするのです。

 

有想三昧・無想三昧を記した第一章のとこで面白かったのは、この世を穢土と厭うてブッダとなったゴータマが、死を予感して故郷へ向かう旅の途中、「この世は美しい」と繰り返し語ったエピソードを取り上げてたところ。

 

で、Ⅰ-21で使われてるsamvegaという語彙はかなり強い衝動を表していて、「一切皆苦はかならずや一切甘美に転じる。」だから、「さっさと独存に到ることだ」と強く諭している経なのだという解釈。

 

ふむ、なるほどね。

 

図説 ヨーガ・スートラ
図説 ヨーガ・スートラ
posted with amazlet at 16.05.31
伊藤 武
出帆新社
売り上げランキング: 244,569